【鎌倉の昔話】西風と昆布。【角田晶生】

  • 2019.02.22 Friday
  • 23:27

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(角田晶生 つのだあきお・フリーライター)

 

先日、近所の老婦人に昆布を呼んで頂きました。

 

「西風が吹くと、由比ガ浜に昆布が上がるのよ」

 

そんな話しをしてくれました。

 

「昔はみんなで取りに行ったけど、今の若い人はそんなの興味ないわよね。昆布なんて、お金さえ出せばいくらでも買えるものね」

 

淋しそうに、彼女は言いました。

 

しかし、私は答えました。

 

「そんなこたぁありません。由比ガ浜のワカメには、西風の味がする。別に舌も肥えちゃいませんし、昆布の違いも分かりませんが、それでも、鎌倉の血が、西風の味を覚えています。そういう理屈じゃない事を、肌で伝えなくちゃいけません」

 

由比ガ浜の西風には、利尻昆布にも羅臼昆布にも負けない故郷の味がします。

 

今の人はなかなか忙しいから、なかなか昆布を取りには行けないけれど、それでも鎌倉の土地に這いつくばって生きて来た血が、西風の味を覚えています。

 

それは、絶対にカネでは買えないものです。

【神奈川県議会議員選挙】いいのまさたけ氏、永田まりな氏が踏みにじった「有権者の思い」。【角田晶生】

  • 2019.02.18 Monday
  • 22:53

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(角田晶生 つのだあきお・フリーライター)

 

 来る神奈川県議会議員選挙(鎌倉市選挙区)で、立候補を予定している4名の内、いいのまさたけ氏と永田まりな氏の2名は現職の鎌倉市議会議員であり、すなわち

 

「任期途中で職務を投げ出した」

 

ことになります。

 

 おおかた「自分たちの党に勢いがあるから、市議から県議にステップアップしよう」と言ったところでしょうが、それが有権者に対する裏切り行為であり、かつて市議選を戦って、蹴落とした落選者たち(私を含む)に対する非礼でもあります。

 

 それだけなら「勝者が敗者に対して、どんな振舞いをしようが勝手だろう」という言い分も(人間としてはともかく)なくはありませんが、敗れた候補者にはそれぞれに投票した有権者がいて、その総数以上の思いを踏みにじったことに他なりません。

 

 先の鎌倉市議選(平成29年4月)で落選した候補者は11名。そしてその得票数は合計で9,109票。集めれば4人は当選させられた票数です。

 

 そして、いいのまさたけ氏&永田まりな氏に投じられた1,903票+2,577票も合わせると、実に13,589票。

 

 ここから候補者たちの13票を引いた13,576票が、彼ら2人に課せられた「有権者の思い」となります。

 

 自分orの投じた候補者は残念ながら落選したけれど、せめて鎌倉市政を少しでもよくして欲しい。

 

 その思いを酌んで、少なくとも任期いっぱいは鎌倉市政に尽力するのが、当選した者の責務であるべきです。

 

 それを党利党略によって、平気で踏みにじって顧みることのない、いいのまさたけ氏と永田まりな氏の振る舞いが、誠に遺憾でなりません。

 

(※いいのまさたけ氏については、個人的には好感を持っていますが、今回に限っては公益に鑑みて物申すのが、民主主義の主権者たる務めです)

 

「口先でなら、何とでも言えらぁ」

 

 で?ご所属の立憲民主党・自由民主党がもっと勢いをつければ、今度は国政進出ですか?

 

 鎌倉市は権力の踏み台ですか?

 

 まぁ、あなた方にとってはそうなんでしょう。

 

 でも、私たちにとっては、大切な故郷です。

 

 どんなにダメなところばかりでも、文句ばかり言っていても、死ぬまで逃れ得ない、愛しく大切な故郷です。

 

 いつもいつも、力を持った連中が好き勝手に荒らし回り、弱い者は足蹴にされる。

 

 賢(さか)しらに立ち回る者だけが時流に乗って人生を謳歌し、愚直な者・不器用な者は泥にまみれて這いずり回る。

 

 お前たちの盃に美酒が満たされる時、私たち庶民は土(つち)けた掌に泥水の上澄みを啜りこむ。

 

 しかしそれが、他ならぬ「有権者の意思」だから。

 

「市議会議員を途中で投げ出す奴が、県会議員としていったい何が出来るんだ」

 

 踏みにじればいい。思いなど。

 

 あぐらかいて、高笑いすればいい。

 

 立憲「民主党」の悪夢に、再び酔い痴れるがいい。

 

 自民党の爛熟した腐敗臭は、さぞや心地もよかろうの。

 

 私は「あの時」を覚えている。

 

 たとえみんな忘れようと、私はずっと覚えている。

 

「民主主義の質は、有権者の質」

 

 覚えておくといい。

 

 親父の叱言(こごと)と冷酒は、後から効くぜ。

【雑学】北から脅威がやってくる!「天高く馬肥ゆる秋」の本当の意味。

  • 2019.02.18 Monday
  • 22:34

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(角田晶生 つのだあきお・フリーライター)

 

「天高く、馬肥ゆる秋」

 

 そう聞くと、空気の澄み切った青空の下、丸々と肥えた馬が悠々と草を食む……そんな長閑な風景を思い浮かべる方も多いかと思います。

 

 しかし、その由来はちょっと殺伐としたものでした。

 

 

「天高く……」の出典は、唐の詩人・杜審言(と しんげん。杜甫の祖父)が友人である防人・蘇味道(そ みどう)に当てた手紙(詩)の一節。

 

「秋高塞馬肥……」

(意訳:秋、空が高くなった季節に、塞馬は肥える)

※杜審言「贈蘇味道」より。

 

 塞馬(さいば)とはチャイナの北境を隔てる万里の長城より北(外)にいる騎馬民族・匈奴(きょうど)のこと。長城に囲まれたチャイナ文化圏を要塞に見立てています。

 

 彼らの機動力=戦闘力に直結する馬が夏草をたっぷり食って肥える秋、万里の長城を乗り越え、攻め込んでくる……彼は国境警備に当たる友人に、そう警告しているのでした。

 

 やがて匈奴が滅亡した後も、チャイナの歴代王朝はその北方に騎馬民族の憂いを抱え続けたのですが、我が国では実に長閑な秋を表わす慣用句として定着しています。

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