【闘え!】動機は「無抵抗」。【全国いじめ実態】

  • 2021.07.13 Tuesday
  • 23:57

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(角田晶生 つのだあきお・鎌倉の文章屋「角田書物(〜かきもの)」店主)

 

※過去の記事をサルベージしています。

http://shinpu-nishitokyo.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-632e.html

 

 平成24年上半期に全国の警察が摘発・摘発した「いじめ」を原因とする少年事件は65件(前年比+18件)、摘発・補導された中学生は103人に上り、その動機は「無抵抗」「生意気」などが目立ったという事です。

少年事件 いじめ原因は65件:Mプラス:テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/news/post_25009/

 

 相手が「何の抵抗もしない=リスクがない」となれば、いじめが益々エスカレートするのは、まるで日本と周辺諸国(いわゆる特定アジア)との関係を見るようですが、いじめには断固たる抵抗が必要なのです。

 よくいじめに際して「逃げろ」と言いますが、一体どこへ逃げるのですか?

 家に閉じこもりますか?

 転校しますか?

 どこか他国へ亡命しますか(ちょっと極端ですね)?

 もちろん、「助けを求める」のは大事なことです(それは「逃げ」ではありません)。

 学校であれば教師に、町中であればご近所さんに、警察に。

 そして保護者がいるなら、一家で団結するべきです。

「愛しい我が子に手を出してみろ、貴様らただじゃすまさんぞ!」

 そのくらいの気迫を持って、我が子を守り抜くべきです。

「子供の喧嘩に親が出る」と言われようと、度を過ぎたものについては躊躇なく親が介入するべきです。

※その辺の匙加減は、常識でご判断下さい。

 いきなり臨戦態勢でなくとも、まずは「双方の話を聞く」ことから始めればいいと思います。

 表情や語調、そして人数(一人 対 多数ではないか)などを観察すれば、それが「遊び」がちょっと行き過ぎた程度(いわゆる喧嘩)なのか、深刻な「いじめ」なのか、見抜けないこともない筈です(100%精確とは言いませんが)。

 

 そして何よりも、子供には「最後に頼れるのは、自分一人」である事を、原則として教えるべきです。

天は自ら助くる者を助く とは - コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E5%A4%A9%E3%81%AF%E8%87%AA%E3%82%89%E5%8A%A9%E3%81%8F%E3%82%8B%E8%80%85%E3%82%92%E5%8A%A9%E3%81%8F

 人は一人では生きて行けないものの、一人で何とかしなくてはならない時も、当然にしてあります。

 そのピンチを、どうやって切り抜けるか。

 そういう知恵もまた、生きる力の一つです。

 自分で考える習慣をつけることで、万が一、保護者から虐待を受けた場合でも、自分で「逃げ出す」「助けを求める」事が出来るようになります。

 とにかく、徹底的に抵抗することです。悪足掻きすることです。

 何人たりとも、我が生命を脅かすこと、罷りならぬ。

 全国の青少年に達する。

 君たちには、生きる権利がある。

 生きるために、あらゆる方策を尽くす義務がある。

 所詮、人生は闘いです。どこに行っても程度こそあれ「いじめ」はあります。

 人生を闘い抜く実力を鍛え、養うことで、護れる平和もあるのです。

※いわゆる「抑止力」です。

 受験戦争なんかよりも、いじめに立ち向かう強さをこそ、子供には教育すべきであり、子供に与えられる何よりの財産と考えます。

 

闘え、日本人
http://www.kk-morimoto.co.jp/book_futu/syousai/tatakaenihonjin.htm

※いじめと外交、不思議と共通点が多いように感じます。

手ぬぐい1本でカンタン便利なエコバッグ!日本文化の知恵「あずま袋」を作ってみませんか?

  • 2021.05.02 Sunday
  • 23:29

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(角田晶生 つのだあきお・鎌倉の文章屋「角田書物(〜かきもの)」店主)

 

令和2年(2020年)7月1日にレジ袋が有料化されてしばらく経ちますが、皆さんはエコバッグを用意していますか?

市販品でも素敵なデザインのエコバッグがたくさん出回っているけれど、中には自分だけのオリジナルを作って個性を出したい!そんな方もいるでしょう。

でも、特注品はお金がかかるし、自分で手作りできるほど器用じゃない……そんな方も少なくないと思います。

そこで今回は、簡単に作れてお金もあまりかからず、何より使い勝手にすぐれた日本文化・伝統の知恵「あずま袋」を紹介したいと思います。

 

あずま袋の作り方と準備するもの

では、さっそく「あずま袋」を作ってみましょう。

準備する材料や道具はこちら。

一、手ぬぐい×1本

一、縫い糸×適宜

一、縫い針×1本

一、糸切ハサミ×1つ

これだけです。何だか簡単そうでしょう?

必要であれば、糸を針に通す「糸通し」や、指を保護する「指ぬき」、精度の高い作品に仕上げたいなら縫い合わせ部分を仮留めする「まち針」なんかもあるといいでしょう。

また、手ぬぐいの代わりにタオルや風呂敷などでもいける(※ただし材質によっては縫いにくい)ので、慣れてきたらアレンジにチャレンジしても楽しいですよ。

 

1、手ぬぐいを置く。

「何だそりゃ?」と思われるかも知れませんが、手ぬぐいの置き方にポイントがあります。

(1)自分に向かってナナメに置く。

(2)内側にする面を上に置く。

この2つだけです。できたら次に行きましょう。

 

2、置いた手ぬぐいをV字に折る。

あなたから見てV字になるよう手ぬぐいを折り返すのですが、ここでもポイントがあります。

(1)V字の底辺が水平になるように折る。

(2)V字の頂点2つが同じ高さになるように折る。

(3)V字の突起がどちらも正方形になるよう、手ぬぐいの長さや角度を調整する。

この精度が「あずま袋」の出来栄え・使い勝手に大きく左右するので、シンプルだけど気を抜かずにいきましょう。

 

3、V字の突起部分を2つ折りする。

V字の突起部分をタテに2つ折りするのですが、前の工程できちんと正方形を作れていると、仕上がりがとてもキレイになります。

 

4、2つ折りにした突起と、もう片方の突起の接している部分を縫い合わせる。

いよいよ手ぬぐいを袋にしていく作業ですが、注意するポイントは「手前側だけ縫い合わせる」ことです。

間違えて反対側まで縫い糸を貫通させてしまうと、当然ながら袋になりません。

 

5.ひっくり返して3〜4を繰り返す。

これで手ぬぐいが完全に「あずま袋」になりました。」

最初はちょっと歪んでいたり、納得いかなかったりするかも知れませんが、もしよかったらいくつか作っていくと、どんどん精度が上がって楽しいですよ。

慣れれば3〜5分程度で作れるので、いっぱい作って、お友達やご近所さんなんかにプレゼントしてもいいですね。

 

「あずま袋」ネーミングの由来

ところで「あずま袋」って、どうして「あずま袋」って名前なのでしょうか。

調べてみたところ諸説あるようですが、時は明治時代、文明開化によって欧米式のバッグを見た庶民たちが、何とか自分たちの身近にあるもので代用できないかと創意工夫したのが始まりと考えられています。

「あずま」とは東(あずま)の国、主に関東地方より東の吾妻(あづま)を指し、京都をはじめ西日本の人たちが「関東の人たちが作った袋」という意味で「あずま袋」と呼んだそうです。

ちなみに、現代ではそうでもありませんが、元来「東、吾妻」とは京都から東日本を見下して呼ぶときに使った言葉(例:東夷−あづまゑびす)で、当初はこの「あずま袋」も

「欧米文化にかぶれた東日本の連中が、日本古来の伝統である『包む文化』を軽んじて風呂敷や手ぬぐいをあんな風にしてしまって……」

というネガティブなニュアンスで呼ばれたとも言われています。

包むという行為は、ただモノを運べれば何でもよいというものではなく、きちんと心も包むのが日本人のたしなみ……何でもかんでも便利でお手軽にしてしまえばよい、という近代的な風潮に眉をひそめていたのかも知れませんね。

だから(今は違うけど、差別語を使いたくないから?)なのか、西日本の方ではこの「あずま袋」を「三角袋」とも呼ぶそうです。

 

さっそく「あずま袋」を使ってみよう!

余談はこのくらいにして、さっそく「あずま袋」を使ってみましょう。

思っていたより、結構いっぱい入るかと思います。やわらかな手ぬぐい生地がモノをやさしく包み込んで、いい感じです。

そして持ち手を結び合わせたら(本結びがオススメ)、便利なエコバッグの出来上がり。使い終わったらキレイにたたむと場所をとりませんし、汚れてしまったら洗濯することもできて衛生的です。

もしも破れてしまったら、あて布をしてもよし、糸を抜けばまた1本の手ぬぐいに戻せるので、端切れとしてまた別の再利用もできますね。

日本古来の「包む文化」が見直され、そのツールである手ぬぐいや風呂敷も人気が高まっている昨今、「あずま袋」でお買い物など楽しむのはいかがでしょうか。

 

※参考文献:
加藤 『手ぬぐい使いこなしブック』主婦の友社、2018年5月

【コロナ自粛のお供に】初心者でも簡単!味噌づくりはいかがでしょうか?【角田晶生】

  • 2021.02.24 Wednesday
  • 22:47
去年に仕込んだ味噌。美味しそうに完成しました。

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(角田晶生 つのだあきお・鎌倉の文章屋「角田書物(〜かきもの)」代表)

 

 新型コロナウィルスによる緊急事態宣言によって、なかなか出かけられない状況ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

 ずっとステイホームで嫌になってしまった……なんて話も聞きますが、家で出来る楽しみもたくさんあります。

 

 そんな一つとして、我が家ではコロナ以前から味噌の手づくりに取り組んでおり、今年で4回目の挑戦。

 

 やってみると結構な力仕事ですが、家族みんなでワイワイやるのも楽しいし、じっくり黙々と味噌に向き合う時間も、なかなか味わい深いものです。

 

 中には「味噌づくりなんて難しそう……」なんて思われる方がいるかも知れませんが、やること自体はとてもシンプル。

一晩水を吸わせた大豆を、じっくりコトコト4〜5時間ほど煮込みます。

 

煮上がった大豆を、すり鉢などでペースト状につぶします(潰しさえすれば、手でもミキサーでもOK)。

 

大豆ペーストを塩と米麹、種味噌と混ぜて樽に仕込んだ状態。これが1年経つと、冒頭のような味噌になります。

 お金もそんなにかかりませんし、むこう半年弱分くらい(我が家基準だと、約7キロ)の味噌が手に入ると思えば、かなりの高コスパなんじゃないでしょうか。

 

 何より「手前みそ」なんてことわざが昔からあるように、自分で作った味噌というものは、どんな高級味噌よりもうまいものです。

 

 これにはそれなりの根拠があって、味噌づくりに向き合う中で、自分の身体表面(例えば、材料を混ぜ合わせる特に使う手など)にいる菌類が味噌に入り、作った人に合った味噌に醸して(発酵させて)いくからと考えられています。

 

 つまり、手をかけてやればやるほど、味噌はあなた好みに育っていくのです。

 

 味噌づくりの途中で「種味噌(たねみそ)」という既に出来上がった味噌を入れて発酵をリードしてやるのですが、その種味噌に去年自分が仕込んで発酵させた味噌を入れてやると、今年の味噌は「先輩の教え?」をもとに、徐々にグレードアップしていきます。

 

 こうして、我が家代々の味を伝える味噌に成長していきます。

 

 とっても楽しくないですか?ワクワクして来ないですか?

 

 うん、解る解る!……というあなたは、味噌づくりの才能を持っています。

 

 近ごろは味噌づくりきっとも各メーカーから販売されているので、簡単に始められるようになりました。

 

 いきなりたくさん作るのは大変なので、まずはお試しセットがおすすめです。

 

 

 

 コロナ自粛の今こそ、味噌づくりのチャンスととらえて、是非とも味噌づくりを体験し、自分たちで作った味噌の味わいに感動して欲しいと思います。

 

※味噌づくりの様子を記事にしました。こちらも合わせて読んでいただけると嬉しいです。

【ステイホーム】自粛のお供に味噌づくり!初心者が挑戦してみた

https://kusanomido.com/life/food/52681/

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