【生活雑感】「ごちそうさま」と言う理由は?【つのだあきお】
- 2017.09.04 Monday
- 21:08
JUGEMテーマ:日記・一般
(つのだあきお 角田晶生・フリーライター)
いつも、食前食後に手を合わせます。あるいは手刀を切ります。
「頂きます」
「ごちそうさまです」
余裕があれば、挨拶もします。
ある時、お店でそうしていると、ある人が笑って言いました。
「君は何で『いただきます』なんて言うの?」
不思議に思って聞いてみれば、曰く「そんな大層な(≒高級な)お店・料理ではない」との事。
……ふむ。
いわゆる価値観の違いでしょうから、一つ話しをしました。
「……まぁ、聞き流してくれりゃあえぇが……」
目の前にある食べ物は、その値段に関係なく、すべてが
「命を奪った」
結果として、そこにあること。
また、誰かが
「命を奪う」
仕事に手を染めていること。要するに、本来ならば食べる当人が負うべき罪を、その誰かが重ねているのです。
奪われた命を供養し、自分の代りに命を奪った罪に回向(えこう。自分の積んだ功徳を他者に奉ること)する。
その挨拶として、奪われた命に対して
「いただきます」
と申し上げ、命を奪った罪に対して
「ごちそうさま」
と申し上げるのです。
そういう事を身体で解る大人、いや、大人そのものが、随分と少なくなりました。
※参考:
子どもに教えよう!「いただきます」と「ごちそうさま」の本当の意味
- 趣味・雑考など
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