【鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会】任期満了、お役御免となりました。【角田晶生】
- 2015.09.30 Wednesday
- 23:18
(角田晶生 つのだあきお/鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会 市民委員)
平成25年10月から平成27年9月の2年間にわたり務めさせていただいた、鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会。
拙くも市民委員の一人として、鎌倉市の行政運営における指針の一つである都市マスタープランの見直しに参画させていただけたことを、心より誇りに思い、感謝申し上げます。
さて、本件につきまして岡本会長よりメッセージを頂きましたので、こちらに紹介させて頂きます。
【メッセージここから】
鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会 委員 各位
平成25年に、鎌倉市都市マスタープランの評価及び検討を行い、必要に応じた見直しをするため、鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会が発足しました。
平成25年10月30日に第1回鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会が開催され、爾来、約2年の時間の経過と共に、見事な新しい鎌倉市都市マスタープランが完成いたしました。
発足以来、15回の協議会活動を支えた役員会(鎌倉市都市マスタープラン評価・検討委員会設置要綱による専門部会の役員等による)のアクティビティの数々も、見事なチームワークを発揮しました。
成果物の新しい「鎌倉市都市マスタープラン」は、パブリックコメントによる意見公募、鎌倉市都市マスタープラン見直しワーキング部会、鎌倉市都市計画審議会等の厳しいプロセスを経て完成し、現在は校正作業と最終製本印刷のみとなったことをご報告いたします。
これは、皆様の長年に継続いただいたご努力の結果と衆目の評価するところであります。
力不足にも関わらず、代表の任を務めさせていただきましたことを深く感謝いたします。
なお、新しい時代の新しい課題と要求に適合するための、皆様の大きな関心事の一例を挙げますと、都市計画道路由比ガ浜関谷線についての検討であったと思います。
我々のワーク終了後のプロセスの「ワーキング」や「都市計画審議会」での結果は、我々のワークをフォロー・補完するものでありました。念のため、その議論の経過サマリーをご参考までに添付いたします。
鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会は、9月30日をもって委嘱期間を終了します。
皆様のご努力に心から敬意を表すると共に、ご健勝と更なるご活躍をお祈りしております。
平成27年9月30日
鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会 会長 岡本 正博
【メッセージここまで】
会長の大任、お疲れ様です。
さて、後半に言及されている都市計画道路「由比ガ浜関谷線」ですが、この是非をめぐる文言について、最終的な修正が加えられました。
パブリックコメント原案(平成27年6月)並びに都市計画審議会(8月27日)の文面を見て、
「ルートを変更するならそれはもう別の計画であり、【存続】ありきとする理由が解らない」
と、この「鎌倉に千年の禍根を残す(と、私は断じる)道路計画」に憤っていましたが、その後の最終版(平成27年9月)では、以下のとおり修整されました。
【文面ここから】
《由比ガ浜関谷線》
都市計画道路の見直し方針において、保留となっている由比ガ浜関谷線 B 区間(藤沢鎌倉線〜横浜鎌倉線合流部)については、交通量推計を行った結果、並行する路線である藤沢鎌倉線及び雪ノ下大船線の混雑緩和*1 に寄与することが分かりました。
また、路線の役割として、国道1号と国道 134 号を連絡し、縦軸となる幹線道路であることから、津波避難や災害後の支援、復旧・復興のためにも本都市計画道路は必要性が高いと認識しています。*2
一方で、現在の線形のままでは、歴史的風土・緑地保全・景観に与える影響が考えられるため、今後「鎌倉市交通マスタープラン」などの見直しの際に、道路ネットワークの検討や、最適なルート及び構造形式等を精査し、計画の変更を検討することとします。
【文面ここまで】
肯定的な見解を示しながら、鎌倉の「歴史的風土・緑地保全・景観に与える影響」を懸念して、最適なルートを精査し、計画の変更を検討する、といういわば”玉虫色”のラインにまで引き戻されました。
ちなみに、由比ガ浜関谷線については、こちら等で言及して来ました。
【傍聴】鎌倉市都市計画審議会。【笹竜党・角田晶生】
http://shinpu-nishitokyo.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-c5c5.html
【7月21日(火)まで】鎌倉市都市マスタープラン(原案)への意見募集について。【角田晶生】
http://tsunoda-akio.jugem.jp/?eid=507
第12回鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会。【角田晶生】
http://tsunoda-akio.jugem.jp/?eid=104
こちらは他の方のブログ等です。
これまでの活動(1998〜2008) ※NPO法人 北鎌倉の景観を後世に伝える基金 台峯トラスト
http://www.kitakamakura-daimine-trust.org/ikensyo/ikensyo.html
長期優良住宅と計画道路:管理人のひとりごと
http://heisei-hitorigoto.seesaa.net/article/152487964.html
これまで数十年にわたって先送りされて来た問題ですが、私たちの代で終止符を打たねばなりません。
ともあれ、委員として出来ることは終わりました。
拙くも声を上げ続け、まだまだ言い足りないこともありますが、それは誰しも同じこと(と思います)。
限られた中で尽くした最善の結果と信じて、2年間の成果物である新たな鎌倉市都市マスタープランを待とうと思います。
岡本会長はじめ委員の皆様、そして私たちの議論を支えて下さった事務局の皆様、関係各位に対して心より感謝申し上げます。
取り急ぎ、お礼まで。
平成27年9月30日
鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会
市民委員 角田晶生
鎌倉市/鎌倉市都市マスタープランの見直し
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/plan/masterplan_minaosi_25.html
平成25年10月から平成27年9月の2年間にわたり務めさせていただいた、鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会。
拙くも市民委員の一人として、鎌倉市の行政運営における指針の一つである都市マスタープランの見直しに参画させていただけたことを、心より誇りに思い、感謝申し上げます。
さて、本件につきまして岡本会長よりメッセージを頂きましたので、こちらに紹介させて頂きます。
【メッセージここから】
鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会 委員 各位
平成25年に、鎌倉市都市マスタープランの評価及び検討を行い、必要に応じた見直しをするため、鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会が発足しました。
平成25年10月30日に第1回鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会が開催され、爾来、約2年の時間の経過と共に、見事な新しい鎌倉市都市マスタープランが完成いたしました。
発足以来、15回の協議会活動を支えた役員会(鎌倉市都市マスタープラン評価・検討委員会設置要綱による専門部会の役員等による)のアクティビティの数々も、見事なチームワークを発揮しました。
成果物の新しい「鎌倉市都市マスタープラン」は、パブリックコメントによる意見公募、鎌倉市都市マスタープラン見直しワーキング部会、鎌倉市都市計画審議会等の厳しいプロセスを経て完成し、現在は校正作業と最終製本印刷のみとなったことをご報告いたします。
これは、皆様の長年に継続いただいたご努力の結果と衆目の評価するところであります。
力不足にも関わらず、代表の任を務めさせていただきましたことを深く感謝いたします。
なお、新しい時代の新しい課題と要求に適合するための、皆様の大きな関心事の一例を挙げますと、都市計画道路由比ガ浜関谷線についての検討であったと思います。
我々のワーク終了後のプロセスの「ワーキング」や「都市計画審議会」での結果は、我々のワークをフォロー・補完するものでありました。念のため、その議論の経過サマリーをご参考までに添付いたします。
鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会は、9月30日をもって委嘱期間を終了します。
皆様のご努力に心から敬意を表すると共に、ご健勝と更なるご活躍をお祈りしております。
平成27年9月30日
鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会 会長 岡本 正博
【メッセージここまで】
会長の大任、お疲れ様です。
さて、後半に言及されている都市計画道路「由比ガ浜関谷線」ですが、この是非をめぐる文言について、最終的な修正が加えられました。
パブリックコメント原案(平成27年6月)並びに都市計画審議会(8月27日)の文面を見て、
「ルートを変更するならそれはもう別の計画であり、【存続】ありきとする理由が解らない」
と、この「鎌倉に千年の禍根を残す(と、私は断じる)道路計画」に憤っていましたが、その後の最終版(平成27年9月)では、以下のとおり修整されました。
【文面ここから】
《由比ガ浜関谷線》
都市計画道路の見直し方針において、保留となっている由比ガ浜関谷線 B 区間(藤沢鎌倉線〜横浜鎌倉線合流部)については、交通量推計を行った結果、並行する路線である藤沢鎌倉線及び雪ノ下大船線の混雑緩和*1 に寄与することが分かりました。
また、路線の役割として、国道1号と国道 134 号を連絡し、縦軸となる幹線道路であることから、津波避難や災害後の支援、復旧・復興のためにも本都市計画道路は必要性が高いと認識しています。*2
一方で、現在の線形のままでは、歴史的風土・緑地保全・景観に与える影響が考えられるため、今後「鎌倉市交通マスタープラン」などの見直しの際に、道路ネットワークの検討や、最適なルート及び構造形式等を精査し、計画の変更を検討することとします。
【文面ここまで】
肯定的な見解を示しながら、鎌倉の「歴史的風土・緑地保全・景観に与える影響」を懸念して、最適なルートを精査し、計画の変更を検討する、といういわば”玉虫色”のラインにまで引き戻されました。
ちなみに、由比ガ浜関谷線については、こちら等で言及して来ました。
【傍聴】鎌倉市都市計画審議会。【笹竜党・角田晶生】
http://shinpu-nishitokyo.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-c5c5.html
【7月21日(火)まで】鎌倉市都市マスタープラン(原案)への意見募集について。【角田晶生】
http://tsunoda-akio.jugem.jp/?eid=507
第12回鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会。【角田晶生】
http://tsunoda-akio.jugem.jp/?eid=104
こちらは他の方のブログ等です。
これまでの活動(1998〜2008) ※NPO法人 北鎌倉の景観を後世に伝える基金 台峯トラスト
http://www.kitakamakura-daimine-trust.org/ikensyo/ikensyo.html
長期優良住宅と計画道路:管理人のひとりごと
http://heisei-hitorigoto.seesaa.net/article/152487964.html
これまで数十年にわたって先送りされて来た問題ですが、私たちの代で終止符を打たねばなりません。
ともあれ、委員として出来ることは終わりました。
拙くも声を上げ続け、まだまだ言い足りないこともありますが、それは誰しも同じこと(と思います)。
限られた中で尽くした最善の結果と信じて、2年間の成果物である新たな鎌倉市都市マスタープランを待とうと思います。
岡本会長はじめ委員の皆様、そして私たちの議論を支えて下さった事務局の皆様、関係各位に対して心より感謝申し上げます。
取り急ぎ、お礼まで。
平成27年9月30日
鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会
市民委員 角田晶生
鎌倉市/鎌倉市都市マスタープランの見直し
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/plan/masterplan_minaosi_25.html
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